イーマーケター社(eMarketer)の調査によると、世界規模でソーシャルネットワークの広告費が増えており、2013年度は対前年比37.3%も広告費が拡大した。また同調査会社は2014年が27.3%、2015年が25.4%と引き続きメディアでの広告費が増えると予測している。
2013年の広告費拡大にはFacebookとTwitterが寄与しているが、TumblerやPinterest等の後発のソーシャルネットワークも広告掲載を自社のプラットフォームに組み込んだ。
昨年度、マーケティング担当者は、全世界の平均値で、1ソーシャルネットワークあたりU$6.18を広告費に費やした。この金額は2012年度の$5.14から20.2%増大し、2014年には$6.97(12.8%増)、2015年には$7.98になると予想される。
世界中で最もソーシャルネットワークに広告費を使っているのは北米で、2013年には$26.05(対前年比36.9%増)を計上した。北米では引き続き、ソーシャルネットワークへの広告出稿費用が増額されると予想され、2014年には$32.82(対前年比26%増)、2015年で$39.89に達するだろう。
他の地域では、西欧諸国が1ソーシャルネットワークあたり平均$12.04(対前年比17.6%増)を広告費に使い、2014年が$13.71(13.9%増)、2015年が$16.17になる見込みだ。
またソーシャルネットワーク広告費の増大率では、中近東とアフリカ地域が年率68%増(2013年)で、世界で最も急成長している。次いで南米諸国が年率47.5%増(2013年)であり、北米の42.4%を上回っている。
記事執筆:株式会社ユーディーアール 小椋貴央
コメントをお書きください