米国のインターネット広告協議会である Interactive Advertising Bureau(以下IAB)が、先頃、「自動車購入希望者にみられるデジタル情報の影響 -Digital Influence Auto Intenders)という報告書を作成した。
同報告書によると、六か月以内に自動車を購入したいと考えている消費者は、他の分野の商品を購入したいと考えている消費者と比較してデジタルマーケティングに影響される傾向が約2倍あるそうだ。また自動車購入希望者の71%は平均的な消費者よりインターネットによるデジタル広告に影響されやすいことが判明した。
IABによると、自動車の購入計画をもっている消費者はスマートホン所有率が一般の消費者より21%高く、タブレット所有率も9%高かった。また、自動車購入希望者の58%が定期的にオンラインで検索するするのに対し、一般消費者は42%しか検索しない。
同報告書によると、自動車購入希望者は、通常、他の消費者より年齢が若く、自動車購入希望者の49%が35才以下であった。
自動車購入希望者の86%は自動車を購入する際、常にオンライン検索をしており、20%がスポンサーリンク(Adwordsの広告など)や検索結果の影響を受けている。
注:インターネット広告に関する米国協議会 IAB(Interactive Advertising Bureau)とは、米国ニューヨークを主な拠点とし活動し、オンライン広告だけでなく幅広くインタラクティブ広告を網羅している業界団体。世界各国の加盟企業は500を超え、Google、Yahooなど、世界のオンライン広告をリードする企業が多数加盟している。インタラクティブな広告の継続的な発展を目指し、世界中のリサーチレポートを発信し続けている他、各国で様々なセミナーやカンファレンスを頻繁に開催している。
記事執筆:株式会社ユーディーアール 小椋貴央
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