グルーポンが2013年第4四半期の決算を公表した。米国のGroupon Inc.(以下グルーポン)の業績の過半(53.8%)は、グルーポンの割引クーポンではなく、消費者への物販によって計上されたことが判明した。
同社の総売り上げは2012年の6億3,880万ドルから7億6,840万ドルへと対前年比20.4%増大した。北米の売上は対前年比18.2%増の4億4,380万ドルで、海外売上は対前年比23.4%増の3億2,460万ドルだった。
またグルーポンの物販売上は対前年比32.7%増の4億1,370万ドルに達した。株式報酬とM&A関連費用を除いた、営業利益は1,370万ドルから4,790万ドルへと249%も拡大した。一方、最終損益は2012年の8,000万ドルの純損失からほとんど改善せず、2013年も7,890万ドルの純損失だった。
グルーポンの2013年度、1年間の売上は対前年比10.2%増の25億7,300万ドルで、内北米が15億2,100万ドル(30.4%増)で、海外が10億5,200万ドル(対前年比10%減)だった。
グルーポンの物販売上は2012年の4億5,470万ドルから150%増の11億3,700万ドルへと拡大した。
営業利益は対前年比3.2%減の1億9,720万ドルで、最終損益は8,890万ドルの純損失(2012年は5,100万ドルの純損失)だった。また総取扱高は対前年比7%増の57億5,700万ドルだった。
またグルーポンの発表によると、同社の12月取引高の半分は携帯等のモバイルデバイス経由で成約したもので、全世界で7,000万人以上の消費者がグルーポンのモバイルアプリをダウンロードした。その内、1,000万人は2013年12月の1ヶ月間にアプリをダウンロードしている。
ブログ執筆:株式会社ユーディーアール 小椋貴央
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