米国のマイクロブログ事業者、Twitter Inc.(ツイッター)がソーシャルネットワークのデータベンダーであるGnip(グニップ社)を買収した。
グニップ社はツイッターだけでなくワールドプレス、タンブラー、フェイスブック、インスタグラムなどのSNSに投稿された文章をモニターし、分析情報を販売してきた。
同社の提供する情報はキーワード、トレンドやロケーション等の属性によってソーシャルメディアの動向を解析でき、主にマーケターの分析ツールとして利用されている。グニップ社の取引先顧客は、世界42ヶ国に分布し、民間企業のマーケティング部門、金融部門、広報部門や政府機関など様々な組織が同社のデータを利用している。
ツイッターはこれまで自社のデータをグニップ社に提供することで収入を得ており、昨年は7,030万ドルの収入を得ていた。
ツイッターの収益源のほとんどは広告であったが、今後はグニップ社のビジネスを取り込むことにより、新たな事業分野での収益拡大を目指すものとみられる。
また今回の買収は、投資家にはポジティブなニュースとして受け止められており、同社の株価は1日で11%も急騰し、昨年11月7日の上場日以降で最高の株価上昇になった。
ブログ投稿:株式会社ユーディーアール 小椋貴央
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