米国の調査会社、Forrester Research Inc.(以下フォレスター)によると、米国のオンライン小売業者は年複利成長率9.5%成長し、2013年度の2,630億ドルから2018年には4,140億ドルに成長すると予測されている。これは5年間で市場が57.4%拡大することを意味する。
フォレスターのアナリスト、Sucharita Mulpuru氏によると、携帯やタブレットを使って買い物をする消費者の増加が成長を押し上げているそうだ。
特に、ものごころついたころからインターネットを使っているデジタル・ネイティブでの消費者がある程度の金額をつかえる年齢に達していることも大きい。
現在、25-33才の年齢層は他のいかなる年齢層よりもオンラインで買物をそており、過去3ヶ月で、U$563も使っている。ちなみに、34-47才の消費者は過去3ヶ月ではU$535をオンライン・ショッピングに使っている。年齢層が若くなるほど、WEB経由で買物をすることを好む傾向がみられる。米国成人の69%は定期的にオンラインで買物をしている。
また、オンライン小売業者のマーケティング、価格設定や顧客獲得戦術もオンライン小売販売の成長に寄与している。
子供向けの服やアクセサリーをフラッシュマーケティング手法(期間限定で、割引価格などの特典が付いた商品を販売する方式のことで、特に、クーポンを販売する共同購入サービスを指すことが多い)で販売している、Zulilyは2009年の設立以来、急激な成長を遂げ、2012年には33億1,200万ドルを売上、2013年には69億5,700万ドル(対前年比110%増)を記録した。
同社は顧客満足度を向上させるため、わずか3ヶ月で平均配送期間を16.8%短縮し、同時に配送センターのスタッフも増員した。さらに、配送センターの自動化をすすめるため、4,500-5,500万ドルという多額の設備投資も計画している。
ブログ投稿:株式会社ユーディーアール 小椋貴央
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