中国の大手インターネット小売業者、Alibaba Group Holding Ltd.(アリババ)は、米インターネット通販大手ショップランナーと提携し、中国の消費者がネットで米国の小売サイトから直接商品を購入できるサービスを開始すると発表した。
ショップランナーの戦略担当役員、Fiona Doris氏によると、同社のサイトで商品を販売している、トイザラス、ニーマン・マーカス、ニューエッグやトミーヒルフィガーなど大手100社の小売業者がこのサービスプログラムに参加する見込みだ。
中国の消費者がショップランナーのサイトにいくと、サイトが消費者のIPアドレスを認識し、サイトの言語を中国語に変換する。消費者はアリババ傘下のオンライン決済会社、支付宝(アリペイ)の決済サービスを利用して支払いができ、他のサイトと比較してはるかに安い配送料が適応される。
ショップランナーのサービスを利用すれば、注文してから、10日以内に中国で商品を受け取ることができる。
中国の消費者は同社の通販サイト天猫(Tmall.com)や他の海外小売サイトを通じ、2012年には年間33億ドルの商品を海外から購入しており、その金額は対前年対比の約2倍になる。
なお、アリババはショップランナーの株主であり、2013年に2億0600万ドル(約210億円)を出資している。
ブログ投稿:株式会社ユーディーアール 小椋貴央
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