化粧品分野で、中国最大のオンラインサイトを運営するJumei International Holdings Limited（以下ジュメイ）がニューヨーク証券取引所に上場した。

北京に本社を置く、ジュメイは1,114万株をU$22にで売り出し、上場時の時価総額は2億4,510万ドルになった。取引開始から4時間後には、ジュメイの株価は15.7%増のU$25.45に上昇した。

またジュメイの広報によると、同社はシンガポールの投資会社である、General Atlantic Singapore Fund Pte. Ltd.がIPOの30日以内に、別途、一株当たりU$22で上限167万1,000株まで同社の株式を購入するというオプション契約を結んでおり、この契約が実行されると、ジュメイの所有する総資金は4億3,200万ドルにまで膨れ上がる。

ジュメイは小売と卸の両方で化粧品をネット販売しており、2011年度の売上額9,230万ドルだったのが、2013年度には8億1,660万ドル（785%増）へと急成長を遂げた。

ジュメイが上場する以前には、Dangdang Inc.（書籍）、Mecox Lane Limited.（衣料品）、Vipshop Holdings Ltd.（衣料品のフラッシュ販売）、Lightin TheBox Holding Co., Ltd.の4社のEコマース中国企業が米国市場に上場している。

ジュメイのIPOは米国で上場する中国企業のほんの序章にしかすぎない。来週には中国の大手Eコマース企業である、JD.comがNASDAQに上場上場する予定で上場時の時価総額は15億ドルになる見込みだ。

また中国を代表するEコマースジャイアントのAlibaba Group Holding Ltd.も数か月以内に米国でIPOを果たすだろう。証券アナリストの予測ではウォールストリートはアリババに1,000億ドルの値をつけると見られている。

ブログ執筆：株式会社ユーディーアール　小椋貴央