食品専門の調査会社Canadean(以下キャネディーン社)によると、ブラジルの若者はスナック菓子を購入する際、メディアに強い影響を受けているそうだ。
昨年、テレビやオンラインのキャンペーンが功を奏し、ブラジルの消費者はスナック菓子に4億8,100万ドル(約481億円)を使ったそうだ。ブラジルは中国やインドに次いで、消費行動がメディアの影響をうける国民だ。
キャネディーン社のデータによると、ブラジルにおける世帯当たりのコンピューター普及率は50%以下にもかかわらず、PC使用者の多くがオンラインコンテンツのヘビーユーザーだという結果が出ている。特に、人気のあるメディアに掲載されたスナック菓子はティーンエージャーやさらに下の世代の熱い支持を受けて買われている。
ブラジルのオンライン・コミュニティは急激に成長しており、人気のあるスナックブランドは、ソーシャルメディアをうまく利用して消費者の興味を引き付け、自社製品のブランド・ロイヤリティを強めることに成功している。
一番うまくいった事例としては、ケロッグが販売しているプリングルズ(Pringles:ジャガイモと小麦で作ったポテトチップの商標)はフェイスブック、ツイッター及びインスタグラム等のソーシャルメディアを使ったキャンペーンを全世界で展開し、大きな成果を収めている。
2014年度、プリングルズは”You Don't Just EM"(スプリングルズを食べるだけじゃなく楽しもうという意味。 EMはthem=springles)というキャッチコピーを掲げ、「ただプリングルズを食べるだけじゃなく、プリングルズを利用してどのように楽しむか」というというキャンペーンをメディアを使って繰り広げた。- 下記You Tube動画を参照
このキャンペーンで、プリングルズはFacebookで2,700万のLIKE(いいね)とTwitterで115,000のFollowerを獲得した。
ブログ執筆:株式会社ユーディーアール 小椋貴央
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