米国のファーストフードの巨人、マクドナルドが2014年中に4-5店舗をベトナムで展開すると発表した。

マクドナルド・ベトナムのNguyen Huy Thinh社長によると、まずホーチミン市に出店し、10年以内に100店舗にする計画だ。

マクドナルドの1号店は、2月にホーチミン市の中心街（District 1）のディエン・ビェン・フー通りにオープンした。写真の2号店は同じ地区のベンタン市場という大きな市場に隣接した土地に建設された。

マクドナルドのベンタン店はマック・カフェが併設されており、茶を基調にしたシックでオシャレな造りになっている。店内は広々としており、260座席もある大型店だ。同店は1号店と異なりドライブスルーサービスはないが、店の外から注文できるようにテイクアウト用窓口が設置されている。

マック1号店では、開店からわずか1ヶ月で40万人のお客が来店した。またその後も集客は好調で、開店から3ヶ月間、常に期待以上の結果を残している。

開店直後は若者層の顧客が中心だったが、徐々に中高年層や家族連れのお客も増えている。

マクドナルド・ベトナムはベトナム中南部の都市ダラットに位置する中央高原から野菜を買い付けているが、他の食材は輸入に頼っている。今後は、より多くの地元食材を調達し、地産池消を目指すそうだ。

マクドナルドはフィリピンで400店、マレーシアで260店、タイで195店を運営しており、経済成長の著しいベトナム市場であれば、100店舗という目標は、辛めに見ても十分可能な数値といえるだろう。

ブログ執筆：株式会社ユーディーアール　小椋貴央