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ワールドカップ敗退が英国菓子業界に与える影響

ワールドカップでイングランド代表が1次リーグで敗退したことは英国の菓子業界に大きな打撃になったようだ。

 

イングランドチームがイタリアと対戦する前にワールドカップ・フィーバーは最高潮に達し、英国民はみな浮かれ気分でいた。天気は良好で、消費者はビールやワインを片手におつまみのお菓子をガンガン食べるつもりだった。小売業者はイングランド戦のたびごとに、急激な売上増を予測していた。

 

ところが、イングランドチームは初戦に負けた。ルーニーの奮闘も空回りに終わり、1958年以来のグループステージ敗退という情けない結果に終わった。

 

そのため多くのイギリス人のお祭り気分は胡散霧消し、一気に消費意欲は減退し、不要な会買物はやめてしまった。

 

英国の食品調査会社のキャンディーン社によると、英国の消費者は何かに熱中しているとき(39.8%の消費者)、リラックスできる場所や時間があるとき(25.6%)、何かを楽しんでいるとき(16.6%)にお菓子を食べたくなる。

 

したがって、消費者により多くお菓子を食べてもらいたければ、消費者を楽しませたり、熱中させたりする雰囲気をつくることが大切になる。お菓子は食品のなかでも、最も指向性が高いカテゴリーに属し、消費者が友達や家族と一緒に何かに夢中になって盛り上がれば一気に消費量も増えるのだ。

 

そのため、多くの英国の菓子メーカーはワールド・カップ絡みで様々なキャンペーンを打ち出したが、代表が負けたことで買い物ムードは一気に萎んでしまった。

 

ブログ執筆:株式会社ユーディーアール 小椋貴央