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SpaceXがFalcon 9のロケット用バルブを3Dプリンターで開発

Space XのFalcon 9
Space XのFalcon 9

米国の宇宙線・ロケットメーカーのスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ、通称Space X(以下スペースX)社は高精度のロケットパーツを3Dプリンターで作成し、実装したロケットの打ち上げに成功したと発表した。

 

 

スペースXは2014年1月6日に打ち上げたタイコム宇宙船搭載のFalcon 9(ファルコン9)ロケットに使われている九つのMerlin 1 Dエンジンの1つに3Dプリンターで製造したオキシダイザーバルブを使った。

 

オキシダイザーバルブは液体酸素の量を調整するもので、ファルコン9ロケットで使用されている部品のなかで最も重要な部品の一つである。

 

スペースXは2011年からロケット用部品の開発に3Dプリンター技術を使っており、今回の実験成功で、3Dプリンターが宇宙ロケット用パーツの製造にかかる費用と時間を大幅に削減できることを実証した。

 

スペースXは、費用と品質を管理するために、大部分のコンポーネントを自社開発しており、その中にはマーリン、ケストレル、ドラコといったファルコンロケットで使われているロケットエンジンとドラゴン宇宙船が含まれる。

 

スペースXは、ロケット・宇宙船の開発・打ち上げといった宇宙輸送サービスを業務とするアメリカ合衆国の企業で、2002年にインターネットベンチャー企業ペイパルや電気自動車メーカーのステラのCEOとして有名な、イーロン・マスク氏により設立された。

 

ブログ投稿:株式会社ユーディーアール 小掠貴央