米国の大百貨店であり、上場企業のKohl's Corporation(以下コール)がオンラインで注文し、店舗での商品受け取りサービスを開始する。同社はこのサービスにより年間で20%の売上増を見込んでいる。
コールの第2四半期は対前年比1.1%増の42億4,200万ドルだった。同社はEコマースの売上高を公表していないが、Top500Guide.comの調査によると、2013年の売上高は対前年比23%増の17億6,000万ドルに達したと推計される。
コールのEコマースは、昨年の前半にWEBのプラットホームを変えたことにより苦戦を強いられたが、2013年度の第三四半期からはオラクル社のコマース・プラットフォームを導入して盛り返した。
今回のネット販売と実店舗でのピックアップサービスに関しては今秋から開始し、100店舗から実験的に導入する。うまくいくようであれば、全米に広がる1,160店舗すべてにサービスを拡大する計画だ。
今回の試みは消費者への配送時間を短縮し、休暇シーズンの最盛期における発送能力を補完するためにある。
コールは注文の多くが携帯経由になると予測しており、Eコマースの流れはPCから携帯に、電話からタブレットに中心が移っていくと考えている。そのため同社はモバイル用アプリの改善に、今後も注力すると述べている。
ブログ投稿:株式会社ユーディーアール 小椋貴央
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