アメリカ合衆国に本拠を置く世界的な化粧品メーカーのエスティローダー（the Estée Lauder Companies, Inc）が決算結果を公表した。同社の決算期は7月-翌年6月で、2014年度の売上高は対前年度7.8%増の109億7,000万ドルで、純利益は対前年比17.6%の12億ドルを達成した。

地域別では北中米が対前年比6.3%増の45億7,000万ドル、欧州・中東・アフリカが対前年比10.6%増の41億6,000万ドル、アジア・太平洋が5.8%増の22億3,000万ドル。

エスティーローダのCEO、Fabrizo Freda氏によると、同社は中国の大手ショッピングモールである天猫（Tmall）に店舗を構え、二桁の売上増を達成したようだ。今後は中東、トルコ、ロシア市場でも二桁成長を見込んでいる。

同社はオンライン販売での売上高を公表していないが、新興市場でのオンライン販売と携帯電話による販売で二桁増を達成したと語っている。2015年も主力ブランドの メイクアップ・アート・コスメティックス（MAC）を牽引力として、米国や中国等の新興国で、引き続き売上の2ケタ成長を予測している。

ブログ投稿：株式会社ユーディーアール　小椋貴央