英国に本社を置き、全席ビジネスクラスの旅客機を飛ばす、Odyssey Airlines(以下オデッセイ・エアラインズ)が、英国のクラウドファンディング・プラットフォームのCrowdcube(クラウドキューブ)を通じて、目標額100万ポンドの(1億7,740万円)の調達に成功した。
2014年8月24日時点において、クラウドキューブは当初の資金調達額を4%上回る1,049,230ポンドを集めた。
オデッセイ・エアラインズは航空業界のベンチャー企業で、シードキャピタル(ベンチャー向け投資ファンド)で500万ポンドの資金を集めており、2015年の前半までに機関投資家から6,000万ポンド(約106.4億円)を調達した。
同社がクラウドキューブを使って資金集めをしたのは、クラウドファンディングを利用することで、オデッセイの社名を広め、オデッセイエアラインズのサポーターを募ることで、将来の顧客予備軍を囲い込みたいという意図がある。
オデッセイ・エアラインズのCEOであるAdam Scott氏は、”航空機ビジネスの歴史で、一般の個人が事業の立ち上げに参画することは不可能であったが、クラウドファンディングを利用することで、ともに事業に参画してもらい、オデッセイエアラインズのブランドロイヤリティーを育成することができる”と語っている。
オデッセイは、カナダのボンバルディアの航空部門「ボンバルディア・エアロスペース」が開発するジェット旅客機「ボンバルディアCシリーズ」の定員40人の特別仕様機10機でサービスを開始し、ロンドン・シティ空港からニューヨークなどに向かう直行便を2016年から運行する計画だ。
ブログ投稿:株式会社ユーディーアール 小椋貴央
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