ブラジルは米国から遠く離れており、南米におけるBMWi3の購入価格は米国人が支払う金額とはそれ以上の乖離がある。しかし、だからといってブラジルの富裕者層が購入をためらうことはない。

BMWi3RExはもともとのi3（純電気自動車）にレンジエクステンダーと呼ばれる発電機を使用したモデルで、車体のリアにレンジエクステンダー用のガソリンタンク（無縁ハイオク仕様で9リッターのタンク）が搭載されている。このレンジエクステンダーは発電専用で、このエンジン動力を使って駆動することはない。

同社は大量生産された電気自動車としては、初めてブラジルに輸入されることになった。これ以前には日産のリーフが輸入されているがそれらは個人向けではなく自動車を営業に使う企業や官公庁向けであった。

このたびブラジルに初輸入された100台のBMWi3はサンパウロに陸揚げされ、内30台がすでに販売された。

販売価格は米国市場よりも高く、i3は最も廉価なものでU$42,000から購入できるが、BMWi3RExは販売価格がU$100,000（BRL237,000.）になる。

BMWはブラジル政府が電気自動車普及のための大型の補助金を出すことを期待していたが、ブラジル政府はハイブリッド車用に関税を35%から2%に引き下げたものの、それ以上の奨励金は出さなかった。

情報源：AutoblogGreen

ブログ投稿：株式会社ユーディーアール　小椋貴央