オーストアリアのビクトリア州内で、5つの駅がソーラーパワーの設置とエネルギー効率の良い照明器具を導入することで、夏のピーク時の消費電力を30%削減する。
同州の駅舎はビクトリア州政府のRegional Rail Line Project(地方鉄道リンク計画)の一環として、新たに建設又はアップグレードされ、電力や給湯用に100枚のソーラパネルが設置される。またLED照明や熱効率の良い建築デザイン、トイレの水洗や水回り用の雨水貯留システム等も施される。
今回のプロジェクトにより、Footscray、West Footscray、Sunshineと新駅のWyndham ValeとTarneitの5駅が、オーストラリア初のグリーン・スター(Green Star)証明書をオーストラリア・グリーンビル評議会より授与された。
アップグレードされたWest Footscray駅を例にあげると、通常の駅舎と比較して40%温室効果ガスを減らすことができ、60%節水可能だ。また真夏時には最大で30%電力を削減できる。
新しい駅舎はその他にも優れた設備が備わっており、環境に優しいエアコンと換気システム、自然光の利用、エアコンや照明器具の自動消灯及び電力調整システム、節水トイレや節水型水道機器、水道や電力の使用量が見えるエムグラファー(エネルギーマネジメントソステム)等が採用されている。
情報源:Clean Technica
ブログ執筆:株式会社ユーディーアール 小椋貴央
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