インドの風力発電会社、Mytrah Energyの発表によると、同社は風力発電の投資資金として約7,000万ドル(43億ルピー)を米投資銀行のメリルリンチとM&A大手のアポログローバルマネジメントから調達した。
同社は社債を発行して資金を調達し、うち一部を使って、インド国内に1GWの風力発電所を設立する。
またMytrah Energyは今回入手した資金で、以前インドの銀行から借りた資金1,500万ドルを返金し、残りを風力発電プロジェクトへの投資に充てる計画だ。
現在、同社はインドの6州において合計500MW以上の風力を発電している。Mytrah EnergyのCEOによると、インドの風量発電分野はここ6ヶ月-9ヶ月の間に海外から数億ドルもの資金を調達し、著しい成長を見せている。
風力発電は2012-2013年の間に短期間に急激に落ち込んだが、風力発電導入のためのインセンティブを再導入したことにより投資が回復した。なおインドの風力発電事業者は米国のゴールドマン・サックスが運営するIFCファンドから多額の資金を調達している。
またインドの風力発電産業は、インド政府が施行する予定のthe National Wind Energy Mission(国家風力エネルギー・ミッション)によって上昇基調にある。
次の4年間、インド政府は毎年10GWの風力発電容量を増やす計画で、過去数年間の年間2.5GWの発電容量拡大と比較すると、はるかに高い目標を掲げている。
政府は国内の風力発電容量を増やすことに注力しており、オフショアの風量発電設備を増やしたり、インド国内で比較的風力発電資源の乏しい州のためのプロジェクト支援をするなど様々な施策を行っている。
情報源:Clean Technica.com
ブログ執筆:株式会社ユーディーアール 小椋貴央
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