今から1年半前に、アリゾナ州フェニックスにあるローカルモータース社がシンシナティ社(Cincinati Incorporated)と組んで、3Dプリンターの電気自動車「Strati」の開発に乗り出した。自動車部品は全てオークリッジ国立研究所によって印刷された。
自動車のバッテリー、モーター及びサスペンションはフランスの自動車メーカー、ルノーが製造した。「Strati」は2人乗りで、最高速度時速40マイル、航続走行距離は120マイルだ。車体デザインはイタリア人のMichele Anoeが設計した。
試作第一号車のテスト運転は2014年9月13日に行われた。その後、3Dプリンターでの製造工程がシカゴの国際製造技術展や2015年のデトロイト・オートショーで公開された。
熱可塑性物樹脂で作られた車体重量800kgの電気自動車は44時間で印刷でき、フライス加工と組立で3日間で計5日で1台を完成できる。2015年末までには印刷時間を12時間にまで短縮する計画だ。
都市計画法が認可され次第、この3Dプリンター車を製造するための、革新的なマイクロファクトリーがメリーランドの埠頭、The National Harbourに建設される予定だ。
情報源:Alternative Energy News及びLocal Motorsホームページ
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