イギリスの大手小売りチェーン店、アルゴス(Argos)が3Dプリンターで宝飾品を製造販売すると公表した。同社はテスト・ケースとしてウェブサイト経由で、カスタムメード・ジュエリーの販売を開始した。
顧客は自分でデザインした指輪、イアリング、ペンダント、バングル(腕輪や足環)をオーダーし、3Dプリンターで製造されたプリンターが納品されるという仕組みだ。
商品は10アイテムだけで販売開始し、商品価格帯は50-220ポンドで、注文から10営業日で納品される。
アルゴスはソフトウェアに関しては、英政府、サムソン及びナイキなどの工業デザインで実績のあるAssa Ashuah Studio、工業用3Dプリンターに関しては金属粉末の3Dプリンターメーカーで、世界一のドイツEOS(エレクトロオプティカルシステムズ)社とパートナーシップを組んでいる。
アルゴスは3月16日からテストサイトをスタートし、消費者の反応をみて、今後の展開を決める予定だ。
アルゴスのデジタル・イノベーション部門の責任者であるNeil Tinegate氏によると、将来的には照明器具や部屋着等、他の商品にも3Dプリンターを使用した商品を自社の販売ラインナップに加える考えだ。
情報源:Wired UK, 3D Printing Industry.com
ブログ投稿:株式会社ユーディーアール 小椋貴央
コメントをお書きください