アマゾンは先週の木曜日に、注文した品物を1時間以内で即配するサービス「Prime Now」の配送区域にマイアミとボルチモアを加えた。 配送対象商品は食料品から毛布まで約数千点にのぼる。
Prime Nowは、Amazonの有料会員サービスであるAmazonプライムの会員が利用できるサービスで、1時間以内の配達には7ドル99セントの料金が必要だが、2時間以降であれば無料で利用でき、配達時間の指定を行うことも可能になっている。
アマゾンのプライム会員は「Prime Now」の1時間配送がサービスを気に入っていると、アマゾンの広報担当者Kelly Cheesman氏は語っている。また同氏はE-Commerce Timesの取材に対し、超高速配送がアマゾンの最先端技術によって可能になったと説明している。
「Prime Now」サービスは2014年12月にニューヨーク市で開始し、2015年末までに全米の主要都市を網羅する計画だ。
アマゾンの動きに対して、ライバルのグーグルも黙って傍観しているつもりはないようだ。Googleも2014年10月に、即日宅配サービス、Google Shopping ExpressをGoogle Expressと改名し、有料化(メンバー会費:月額10ドルで年額95ドル)へ踏み出している。
産業分析で著名な、Plunkett Resaerch社のCEDO、Jack W. Plunkett氏によると、アマゾンのデリバリーサービスは規模の大小を問わずどの小売業者にとっても脅威になっている。
アマゾンの攻勢に対応すべく、Costco、 Target、Staples、Office Depot、Walgreens、Toys R Us、Babies R Us、 Whole Foods、1-800-Flowers、Barnes & Noble、Nine West、PetSmart、Vitamin Shoppe、Sports
Authorityなどの多くの大手小売業者はグーグルの配送プログラムに参加している。
同社のグーグル・エクスプレス・サービスはサンフランシスコ、サンノゼ、西ロサンゼルス、シカゴ、ボストン、ワシントンD.C、マンハッタン利用可能で、超高速配送サービスも計画している。
情報源:E-Commerce Times.com及びAmazon及びGoogleプレスリリース
ブログ投稿:株式会社ユーディーアール 小椋貴央
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