中国ではここ数か月、環境に優しい電気自動車やハイブリッド車の民間需要が急増しているが、中国の政府当局も、公共交通機関用に、代替エネルギー車(電気自動車、ハイブリッド等)の使用台数を拡大する方針だ。
運輸省は先週の水曜日に、2020年までに代替エネルギーで走行する20万台のバスと10万台のタクシーの購入計画を公表した。
中国は公害対策の真っ最中で、優遇税制措置や補助金等により、ここ何カ月間、代替エネルギー車の販売は急増している。
北京政府の公表したデータによると、スモッグで苦しむ北京の公害の内30%は自動車の排出ガスが原因とされる。
中国自動車工業協会(the China Association of Automobile Manufacturer)のデータでは、2015年の1-2月で合計5,995台の電気自動車が販売された。この数値は前年同期間比の4.2倍に相当する。また同2ヶ月間に、ハイブリッド車は対前年同期間比2.2倍の6,444台売れた。
上海の自動車市場調査会社、Automotive Foresight社の上級役員、Yale Zhang氏によると、民間の消費者が購入する電気自動車及びプラグイン・ハイブリッド車は政府の補助金がなくなる2020年まで(2016年から2020年までに徐々に減額される)は、好調を維持すると見られている。
国際的な大手自動車メーカーは、世界最大の自動車市場である中国で、代替エネルギー車におけるプレゼンスを確立したいと熱望しているが、最高級品を販売する米国のテスラをはじめ、これまでのところ多くの企業は悪戦苦闘しているようだ。
情報源:AutoblogGreen
ブログ投稿:株式会社ユーディーアール 小椋貴央
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