マレーシアのフランチャイズ産業は過去10年間、急速に成長してきた。この成功の理由の一つは、もともと小売業界におけるフランチャイズビジネスのシェアが低く潜在的な成長余地が大きかったことがあげられる。先進国では小売ビジネスの40%がフランチャイズである国も存在するが、マレーシアではいまだ10%に満たない。
フランチャイズで海外市場を開拓するというのは、ビジネスを成長させるうえでの新しい方策であり、特に中国、中東、インドネシアのような市場はマレーシアのフランチャイズ産業を拡大するうえでの触媒になると期待されている。
2014年8月末時点で、マレーシアにおけるフランチャイズの70%はマレーシア資本のもので、外国資本が30%である。
マレーシア市場には700以上のフランチャイズ・ビジネスが登録されており、6,000店が国内に存在する。フランチャイズの種類は多種多様で、飲食、自動車関連(自動車販売、サービスセンター、タイヤ販売等)、衣類・装飾品、学習センター、保育、スーパー、ヘルスケア・ビューティー、IT関連、ホテル・観光、印刷、フォトショップなどがある。
マレーシア政府は同国のフランチャイズビジネスがGDPに占める割合を2010年の2.2%から2020年までに9.4%になると予測している。マレーシアのフランチャイズ産業は2006年-2010年の期間に計RM223億4,000万(日本円で7,429億円)を生みだした。また同国のフランチャイズチェーンは以下の国でもビジネスを展開している:
マレーシア政府はマレーシアを東南アジアのフランチャイズ産業のハブ(中心)にしようと計画しており、2020年までに中東へも本格的に進行する予定だ。
以下は中国に進出しているマレーシアの主要フランチャイザー:
情報源:KPDNKK
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