インド政府は自動車メーカーが2017年4月から従うべき、リッター当たりの走行距離ガイドラインを告知した。
乗用車及びユーティリティー車はリッター当たり、最低でも18.2km走ることを求められることになった。この新走行距離は現在、使用されている車の平均走行距離を15%上回るものだ。
法律が施行されると、自動車メーカーはリッター当たり18.2kmで走る車を販売することはできるが、自社の販売する他のモデルの走行距離を伸ばして、平均で18.2kmを順守する必要がある。
また2022年4月からは平均でリッター当たり22kmの走行距離に基準値があげられる。トラックやバスについても、同様に別の走行距離基準値が設定される。
新しい基準値の導入は、違反した場合に厳しい処分を下すことになっており、これによりインドも米国、日本、ドイツ及び中国のような自動車先進国の仲間入りを果たすことを期待されている。
新しい基準値の施行と罰則につては道路交通省(the Ministry of Road Transport and Highways)によって決定される。また新基準はエネルギー効率局(the Bureau of Efficiency)によって大枠が設定される。
今回の基準が導入されることにより、インド全体では年間のエネルギー費用が9,000億ルピー(約1兆6,927億円)節約できる。
情報源:The Economic Times (5月15日号)
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