米国のABIリサーチ社によると、世界の電気自動車の売上は2021年までに5倍になるそうだ。
移動手段の多様化やライド・シェアリング(自動車の相乗通勤)のようなトレンドは電気自動車市場の成長の拡大に貢献する。
”都市部における電気自動車の役割はカーシェア(相乗り)、充電施設、自動運転の乗用車、バス、路面電車などを含むスマート・モビリティの一部だ”とABIのシニア・アナリスト(Susan Beardslee氏)は言っている。また同氏は”一つの選択肢だけが主流になることはなく、革新的なメーカーは様々な選択肢を開発している”とも述べている。
例えばフォード社は折りたたんで電気自動車に積める、家族旅行用の電気自転車を開発し、自動車部品メーカーのコンチネンタル(Continental)社は個人向けの小型電気自動車用に搭載するバッテリーやエンジンを製造している。
また電気自動車市場が急速に伸びている中国市場のBYD社はOEMでGMのシボレー、日産やテスラの電気自動車を製造している。
米国の消費者が自家用車を手放し、通勤の車をシェアするとういうトレンドに乗るにはまだ時間がかかると思われるが、テスラのモデル3やシボレーのボルトのような電気自動車の価格が下落し、自動車メーカーが電気自動車に対する走行距離不安定症の克服に努めるならば、米国市場における電気自動車の販売は急速に伸びるだろう。
そのうち、企業は電気自動車を商業用のフリートとして購入するようになると予測される。
情報源:ABIリサーチ社
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