Robotenomicsによると、これからの15年間で運輸、産業用の知的作業サポート、軍事の3分野でロボットが大幅に普及するそうだ。
輸送分野では以下のような変化が起きる。
2016年5月に、ドイツの国際運輸物流会社のDHLはロボットが未来のロジスティクスの一端を担うようになると言明している。
産業用の知的作業サポート分野ではCo-bots(コボットはCooperative robotsからきている)の利用が普及する。コボットは人と一緒に働くコラボレーション・ロボット(コボット)を意味し、従来の大型産業用ロボットはケージドロボット(ケージの中に入れらえたロボットで、人間はケージの外からロボットの作業を見ているだけで共同作業はしない)と呼ぶ。リシンク・ロボティクスのバクスター(Baxter)がコボットととしてすでに商用化されている。
軍事用ロボットが戦場で幅広く活用されるようになる。
外骨格スーツ(パワードスーツ)は軍事用だけでなく、民間でも介護や建設分野で利用されることが期待されており、建設コンサルタントのArcadis社によると、外骨格スーツを導入することで、世界の建設産業の生産高が2025年までに70%増加し、15兆ドル(約1,600兆円)に達する。これにより、建設現場の作業効率が向上し、熟練した建設労働者が高齢化しても現場で働き続けることができるようになる。
情報源:Robotenomics、DHLプレスリリース、GEレポート、ARCADISプレスリリース等
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