最新の調査によると、世界の都市化がスマートシティの市場成長を今後10年間で19%近く増加させると予測されている。
米Persistence Market Researchが最近発表した報告書によると、世界のスマートシティ市場は、現在の6,220億ドルから2019年には1兆2000億ドルに、2026年には3兆4800億ドルに達する見込みです。
また同社の「スマートシティ市場:世界の産業分析と予測2016-2026」は、スマートシティ市場の成長は、政府が都市化を進めるための技術投資をすることによって推進されると結論付けています。
スマートシティを推進するための重要な要因としては、都市がエネルギーインフラを改善し、車両関連の課題をより効率的に処理する必要性があります。
「スマートエネルギー分野は、スマートシティのなかで、最大の収益シェアを占め、2015年には1000億ドルを超える価値がある」と同報告書は述べています。 スマートグリッド技術を中国、ドイツ、インド、スペインなどのさまざまな国に展開することは、当面(次の5-6年)のスマートエネルギー分野の収益シェアを左右する主な要因になっています。
スマートセキュリティは次の大きな成長分野か?
しかし、研究者らはスマートな今後10年間でスマートセキュリティ分野がスマートエネルギー投資を上回ると判断しています。
スマートセキュリティ分野は、2026年末までにスマートエネルギー分野を追い越すと見られています。ネットワークセキュリティシステム、サイバーセキュリティシステム、IP監視カメラ、公共安全のためのワイヤレスアラームなどのスマートセキュリティ技術を採用することで、スマートセキュリティセグメントの大幅な成長が予測されています。
スマートシティの3番目の主要領域は、10年後も現在と同じく、スマートビルディングでしょう。
環境に配慮した建設技術の導入により、スマートビルディングは2026年に市場シェア15%以上を占め、5,200億ドルを超える見込みです。 年間成長率でみると、2017年にはスマートセキュリティ分野とスマートなビルディング分野が他分野を圧倒し、各々23%と20%の年間成長率を占めるものと予想されています。
情報源:Readwrite.com
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